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研究成果“「もや」のかかった温かい巨大ガス惑星”を掲載しました。

2014年8月6日水曜日 | ニュース全般 一般の方向けニュース 一般の方向け(トップ) 重要なお知らせ

研究成果の紹介“「もや」のかかった温かい巨大ガス惑星”を掲載しました。

 福井暁彦研究員(国立天文台)、大学院生の川島由依さん(東京大学)、生駒大洋准教授(東京大学)らを中心とする研究チームは、太陽系外惑星(以下、系外惑星)のなかでも比較的温度の低い巨大ガス惑星「WASP-80b」の大気を観測したところ、大気中に「もや」がかかっている可能性があることを発見しました(図1)。大気の温度は摂氏300〜500度程度と推定され、地球に比べると高温ですが、摂氏1,000度を越えるような灼熱の惑星が多く発見されている系外惑星の中では「温かい」部類に入ります。およそ摂氏700度以下の大気には理論的に『もや』がかかりやすいと考えられていますが、そのような低温度の大気の観測はこれまでにほとんど行われていませんでした。今回の発見は、系外惑星の大気中に「もや」がどのような条件で生成されるかを解明する上で重要な手がかりになると期待されます。

詳しい内容は “「もや」のかかった温かい巨大ガス惑星”をご覧ください。

WASP-80bの想像図

図1. 「もや」のかかった惑星WASP-80bの想像図。(クレジット:国立天文台)

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