UM2015開催のお知らせ(第1サーキュラー)
2015年6月1日月曜日 | 研究者の方向け(トップ) 研究者向けニュース 重要なお知らせ
2015年度岡山ユーザーズミーティング(第26回光赤外ユーザーズミーティング)を下記のとおり開催いたしますのでお知らせします。(第1サーキュラー)
- 日時
- 2015年8月17日月曜日 から 18日火曜日
- 場所
- 国立天文台三鷹キャンパス 大セミナー室
なお、参加・講演申込等については、第2サーキュラー(6月下旬予定)でご案内する予定です。
開催趣旨
国立天文台岡山天体物理観測所(岡山観測所)では、同観測所を利用して行われた観測・研究の成果報告や共同利用のあり方などを議論する場として、毎年岡山ユーザーズミーティングを開催しております。また、同ミーティングは岡山観測所以外の国内外の光赤外観測施設のユーザーズミーティングの役割も兼ねております。今年も上記のとおり、岡山(光赤外)ユーザーズミーティングを開催致します。
今年は特に、岡山188cm望遠鏡の省力化・リモート化に向けた取り組みや、今年度後半から運用が開始される2つの新しい観測装置の話題、本格建設に向けて大きく動き出した京大岡山3.8m望遠鏡計画の進捗など、岡山観測所やそれを取り巻く観測施設の今後の新たな展開に向けた報告・議論が活発に行われる予定です。また今回のミーティングでは、3.8m望遠鏡の稼働開始が数年後に控える中、188cm望遠鏡や3.8m望遠鏡の今後の共同利用のあり方について大きく踏み込んだ議論が行われる予定です。
現ユーザの方だけでなく、岡山観測所や他の光赤外観測施設を使った研究に興味のある大学院生や研究者の方々の積極的な参加をお待ちしております。
予定しているセッション
岡山天体物理観測所の現状と今後の計画
岡山188cm望遠鏡や現在稼働中の観測装置の現状、共同利用の運用状況などについて報告を行います。また、188cm望遠鏡のリモート観測の試験運用や省力化に向けた取り組み、さらには今年度から運用が開始される2つの新たな持込観測装置(MuSCAT,KOOLS-IFU)の進捗など、岡山観測所の今後に繋がる計画についての発表も行われる予定です。その後、今後の同観測所の共同利用のあり方についてユーザーから広く意見を募り、議論を行う時間を設ける予定です。
光赤外観測施設の運用
本セッションでは、岡山観測所以外の光赤外観測施設の運用報告や、光赤外大学間連携事業の現状報告などが行われる予定です。セッションの最後には、岡山観測所を含めた今後の光赤外観測施設のあり方についての議論を行う時間を設ける予定です。
特別セッション:3.8m望遠鏡時代に向けて
すでに国立天文台からは、国内光赤外望遠鏡の共同利用を、現在の188cm望遠鏡から京大3.8m望遠鏡に引き継ぐ方針が示されています。3.8m望遠鏡の建設が本格化した今、その移行の具体化を図る必要があります。
本セッションでは、3.8m望遠鏡における共同利用の運用方針や188cm望遠鏡から3.8m望遠鏡への共同利用の移行の方針について提案が行われます。その後、ユーザーから広く意見を募り、共同利用の移行がどのように行われるべきかについて大きく踏み込んだ議論が行われる予定です。
研究の成果発表
例年同様、今年度も研究成果発表の時間を多く設ける予定です。岡山観測所をはじめ、国内外の光赤外観測施設で得られた成果についての積極的な発表をお願い致します。
京大岡山3.8m新技術望遠鏡計画
京都大学、国立天文台、アストロエアロスペースによる京大岡山3.8m新技術望遠鏡計画は、平成25年度補正予算で望遠鏡、平成27年度予算で本設ドームの予算措置(ただし詳細は2015.5末現在でまだ不明)がなされ、本格運用に向けて大きく前進しています。本セッションでは、同計画の進捗状況や観測装置の開発状況の報告、期待されるサイエンスについての発表などが行われる予定です。また、今後の運用に向けての議論を行う時間も設ける予定です。
世話人
- 福井暁彦(国立天文台)
- 戸田博之(国立天文台)
- 神谷浩紀(国立天文台)
- 岩室史英(京都大学)
- 植村 誠(広島大学)
- 松永典之(東京大学)