新カセグレン分光器(SNG)マニュアル

1996.04.23 吉田道利


目次


はじめに
1. CCDカメラヘッド
1-1.真空
1-2.冷却
2. システムの起ち上げと終了
2-1. 立ち上げ
2-2. 終了
3.データーについて 
3-1. データの形式
3-2. データーのSUNへの転送方法
4.メニュ−画面
4-1. コマンドおよびジョブの実行
4-2. コマンドおよびジョブの中止
4-3. コマンド
4-4. ジョブ
5.観測を始める前に
5-1.システムの調時
5-2.データファイル番号の確認
5-3.前日のデータ消去の確認
6.CCDカメラのステータスの設定
6-1.CCD Gain
6-2.Begin Row, Begin Col, Width Row, Width Col, Binn. Row, Binn. Col
6-3.CCD Temp.
7.観測波長域と分光器スリットの設定
7-1.Slit
7-2.Wavelength
7-3.Gr.Exchg
7-4.Gr.grv/mm
7-5.Gr. order
8. ジョブの説明
8-1. Exposure
8-2. Bias
8-3. Dark
8-4. Comparison Lamp
8-5. Continuum Lamp
8-6. Distortion
8-7. Hartmann Test
8-8. Reset CCD,SPG
8-9. Move Telescope
9. コマンドの説明
9-1. システム関係のコマンド
9-2. 分光器ステータスのコマンド
9-3. CCDステータスのコマンド
9-4. <CCD COMMAND>
10. SNG観測
10-1. SNGモード概要
10-2. SNG-PRC
10-3. Simple Setup SNG
10-4. Load SNG File
10-5. SNG Procedureの中断・中止
10-6. SNG Fileの書式と作成
11. 障害発生時の処置
11-1. 観測プログラム立ち上げ時の障害
11-2. 観測プログラム実行中の障害
付録.
付録A. SNGデータヘッダー例
付録B. ScanStepの使い方

新カセグレン分光器



はじめに


 このマニュアルは、188cm望遠鏡と新カセグレン分光器およびPhotometrics CCDカメラで構成されるOAO−スペクトロネビュラグラフ(SNG)システムの使用方法を説明するものである。

 SNGではない古典的な分光観測をこのシステムを用いて行うことも可能である。この場合、観測者は、
第10章の「SNG観測」は読む必要がない。

 なお、望遠鏡制御システム、オートガイドシステム、新カセ分光器のハードウェアーについては、それぞれ該当のマニュアルを、また、CCDカメラの詳細については、Photometrics 社のマニュアルを参照されたい。