光ファイバー経路とその光学系(HRモード)
HRモードでは、まず、
*188cm望遠鏡のカセグレン焦点で、ガイド用の斜鏡に空けた約1.5秒角相当の穴の後方にマイクロレンズを配置して、光ファイバー端面に約64umの主鏡像(光ファイバーのコア径は70um)を作り、天体からの光を光ファイバーに入射させます。この光学系によって、天体からF18でやってきた光は、F4.8で光ファイバーに入射します。
そして、約12mの光ファイバーによりクーデ焦点(HIDESの入口スリット)までその光を導きます。
*クーデ焦点でも、光ファイバーから出射した光をマイクロレンズによってF29に変換します。その後、マイクロレンズによってできる光ファイバーのFFP(far-field pattern)像、すなわち星像を5分割してHIDESに入射させています。
下は、光学系の概念図です。
実際の部品等については、ギャラリーをご覧ください。
光ファイバー経路とその光学系(HRモード) はコメントを受け付けていません。