Seemon2: DIMM software for linux

Seemon2は岡山天体物理観測所 のDIMM(Differential Image Motion Monitor)によるナチュラルシーイング測定のためのソフトウェアです。

現在、岡山観測所DIMM1号機のオペレーションはほぼ自動化されており、夜になると自動的にドームが開き、測定を開始します。 測定に用いる星の高度が20度を下回ると、自動的に次の星を探します。 夜明け前に測定は自動的に終了し、次の日に備えます。また、雨センサーとの連携により、 雨天時は自動的にドームを閉めます。

表示されるFWHMは、測定された星像のゆらぎから推定されたナチュラルシーイングです。星の高度に依存する 補正は行ってありますが、星像の積分時間に依存する補正は行っていません(大気ゆらぎの振舞いに依存すると 考えられるため; 定性的には、時間積分することによってゆらぎがなまされ、FWHMを過小評価していると 考えられます)。また、188cm望遠鏡等での観測では、ドームシーイングや空の方向による差異があるので、 必ずしも表示されたシーイングと一致するとは考えられません。

DIMM2号機は運用を終了しました。1号機はエンクロージャの破損により停止しています。新たなDIMMの設置を検討中です。 ご迷惑をおかけします。

2005年11月に発表したレポートはこちら[PDF, 800KB. 2005.11.17]. 「天文学における技術シンポジウム」(2005/11/08)における発表ファイル(全)はこちら. 集録原稿はこちら.

DIMMについての質問は岡山観測所 岩田(iwata [at] oao.nao.ac.jp)にお寄せください。 以下の情報は開発メモと基本的なセットアップ及び操作マニュアル(所員用)です。



iwata{at}oao.nao.ac.jp