1-4. sngredを再開する


 何等かの理由でsngredを中断した場合の再開方法について説明する。
 sngredを中断するには、今のところCTRL+cによる強制終了しかない。 sngredは処理の履歴を記録したファイルSNGRED.history.datを作っており、中断した場合はそのファイルの内容に基づいて再開できる。 SNGRED.history.datには、グループリストの名前、それぞれのグループに対してどこまで処理が終わっているか等が記されている。 sngredの再開は次のように行う。

  1.  はじめてsngredを起動する際と全く同じようにsngredを起動する。

    sngred @datalist

  2.  次のように聞いてくるので再開の場合は、<n>と答える。

    history file : SNGRED.history.dat is existing.
    >>>>> Do you delete it ? <y/n>

    ここで<y>と答えてしまうとヒストリーファイルは消去され、もはやsngredを途中から始めるすべはなくなる。 注意しよう。

  3.  CCD binning、分光器のconfigurationに応じたグループのリストファイル名が示される。
    There are no group files
      1 : binc1.binr1.wavelength1.grating1
      2 : binc2.binr2.wavelength2.grating2
      ...............
    >>>>> Input group no. :

    ここで処理したいグループの番号を入力する。
  4.  既に終了している処理が示されるので、再開したい処理番号を入力すればそこから処理が再開される。 後は「1--3. sngredを動かす」の該当する箇所を参照しつつ処理を継続すればよい。

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