1-3. sngredを動かす(2)


1-3-2. データグルーピング

 はじめてsngredを起動すると、まずデータのグルーピングを行う。 以前にsngredを起動していれば、おそらくヒストリーファイルが残っていてそれを消すかどうか聞いてくる。 sngredを途中中断して再開する場合を除き、ヒストリーファイルは邪魔なので<y>と答えて消してしまう。

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********** DATA GROUPING **********
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Now grouping CCD images...

ここではデータのヘッダーを覗いて、データを、中心波長、グレーティングの種類、CCDのビニングの違いによってグルーピングし、それぞれのグループに属するフレームのリストを作る。 この段階で次のようなリストファイルが作られる。

binc.binr.BIAS
binc.binr.DARK
binc.binr.wavelength.grating

複数のグループが見つかった場合(観測中に分光器やCCDのconfigurationを変えてデータを撮った場合など)は、その一つ一つのグループについて順番に以降の1-3-3から1-3-11の処理を行う。

 次にさらに細かいグルーピングを行う。 上で分けられたグループ内でデータの種類(天体、フラット、コンパリソン)、データタイトルによって細分化しそれぞれのリストを作る。

Now grouping CCD images...

グルーピングが終了すると、できたリストの一覧を表示する。

binc.binr.BIAS
FLAT.title.binc.binr.wavelength.grating
binc.binr.DARK
COMP.title.binc.binr.wavelength.grating
OBJECT.binc.binr.wavelength.grating

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