観測期間の最初に行なう準備と確認事項 のバックアップ(No.1)
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- 1 (2008-09-08 (月) 18:18:36)
- 2 (2009-08-02 (日) 00:57:32)
- 3 (2009-08-03 (月) 03:08:04)
サポート体制など(08.9.8) †
- HIDESは現在、泉浦(責任者)、神戸、小矢野、清水が担当しております。
- 分光器(や望遠鏡)関係のトラブルが生じたときには、まずその夜の観測当番にご連絡ください。観測当番が適切な担当者に連絡し、できる限りの対応を致します
- 平日には、その夜の観測当番によってプリチェックが行なわれ、その結果は待機室に置いてあるプリチェックシートに記されています。プリチェックでは、望遠鏡、ドームの動作確認、クーデ室内の温度チェック、広視野およびスリット・ビュワーの動作確認、HIDES本体とMessia5用のソフトウェアの動作確認、などが行なわれます。観測者は、観測前やプリチェック時に観測当番と必ず連絡を取り、当日の機器の状態について十分に把握されるよう、お願い致します。
- 最近のトラブルなどについては待機室に置いてある、ノート (通称:オペレータ日誌)や 過去の観測者の共同利用報告書のコピー などにも書かれていますので、来所された時にチェックするようにしてください。
- 最近の主な変更点・注意点もご覧下さい。
観測時に使用するコンピュータ(08.9.8) †
- 観測時に使用するコンピュータ(クーデ焦点関係)は、coude (HIDESの制御、GUI、一時的なデータ置き場とquicklook)、do01 (三鷹へのデータ自動転送サーバー;2008.9.8現在観測者が直接データを転送することはしていません)、hides5(メシア制御PC)、 obs74-1, obs74-3(端末として利用)、miharin(スリットビュア;SV)、 yotaro(広視野ビュア+WFV)があります。これらの計算機のうち、通常ユーザーがログインする必要のある マシンは観測室にあるobs74-1, obs74-3とcoude(ただしquicklook 領域のみ;obs74-3からアクセス)です。miharin, yotaroの本体は組立調整室にあります。なお、気象モニタなどのために、観測室にあるobs74-2も使用することができます。
- 通信(coude<==>cont74間)が不安定になることがありますので、観測中にcoudeでデータ整約などの作業をするのは極力避けてください。
- 制御用パソコンなどの設定(sshなど)の変更はしないでください(各個人ではなく、多くの方が間違いをおこすことがないように設定されています)。変更が必要なときには所員までご連絡ください。
- 現在観測データのバックアップ領域(coudeの/Hides, /backups#/obsdata/)には生データ以外のものは置かないでください。持ち帰り用のデータなどは/scr/hides以下に適宜ディレクトリを作成して置いてください。なお、/scr/hides以下のファイルは離所後にこちらで削除いたしますが、なるべく観測者自身で削除してください。
- 各コンピュータのユーザ名、パスワードは観測室にある紙版のマニュアルに書いています。
図3-1. 観測室の風景
図3-2. 組み立て調整室の風景
図3-3. 組み立て調整室にあるHIDES制御PCラック
HIDESの制御の概要(07.12.18) †
- HIDESの制御の概要は、図2-1に示しています。
- HIDESの全ての機能は制御計算機(coude)のCoude GUI(CoudeMainソフトウェア)から制御することができます。
- 分光器の制御の大部分はLCUボード(清水ボード)経由で行なわれていますが、これらはハードウェア的には制御計算機(coude)と独立しており、制御計算機(coude)<==(Socket通信)==>ターミナル・サーバ <==(RS-232C通信)==>LCUボードと通信することでその制御を行なっています。
- ヨードセルの温度制御も、同様にターミナル・サーバを介して行なわれています
- 光量モニタの機能の一部(データ取得など)は、制御計算機(coude)上のGPIBボード経由で制御しています。
- Messia5 CCDは直接的にはhides5計算機で制御していますが、hides5上のソフトウェアMessiaServerとCoudeMainが通信することにより、BinningなどはCoude GUIからの制御が可能となっています(3CCDモザイク化にともない、一時的にbinning modeは使用できません;2007.12.17現在)。
- データはcoudeのquicklook用ディレクトリに書かれますので、coudeにログインしてquicklookなどを行なうことができます。
図2-1. HIDESの制御の概要
分光器の初期設定状態のチェック(07.12.18) †
- 分光器のハードウェアの立ち上げおよび動作チェックは、観測期間の始めに観測所員が行います。ソフトウェアの立ち上げについては、観測者の方にお任せしておりますので、HIDESの準備など」を参考の上、作業を行なってください。なお、観測の準備が出来ている状態であれば、obs74-1の画面にはMessia5のステータス画面(図2中の1)、メシアサーバソフトウェアのステータス 画面(図4-1中の2)、HIDES制御用のGUIであるCoudeMain(図4-2) などが、obs74-3の画面にはクイック・ルック用のIRAF関係のソフトウェアが立ち上がっています。
図4-1. Obs74-1の画面例
図4-2. Obs74-3の画面例
- 分光器の大まかな設定は、観測期間の始めに観測所員によって行われていますが、細かい観測波長域の設定やフォーカス合わせ などは観測者が行ってください。
- (参考:観測(準備中)) HIDESにはヨードセル装置、イメージ・ローテータなどいろいろ な機能が備わっています。観測期間の最初には、特に念入りに設定をチェックするようにしてください。少しでも不明なことがあれば、観測当番(もしくは所員)にお尋ねください(参考:観測(準備中))
天体カタログ(リスト)の作成 †
現在188cm鏡の観測では、観測者にあらかじめ天体カタログ(リスト)を作成して頂き、それを望遠鏡制御ソフトウェアが参照することによって望遠鏡のポインティングが行われます。天体カタログ(リスト)の作成については、188cm望遠鏡のWebページの天体リストフォーマットをご覧ください。
観測ログについて †
観測者には観測ログを作成して頂いています。このログはスキャナーで読み取られ、一定期間の後、観測データと一緒に公開されます。