光量モニタ

光量モニタは、HIDESのスリットを通過した光のうち1%弱をビームスプリッタで跳ねて、その光量を数秒毎にモニタする装置です。主に、星の視線速度精密測定をする時に、星の露出の実質的な中心を求めて地球運動による速度成分を補正するために、開発されました。また、2007年からは取得データのだいたいのSNを知るための露出計としても使用できます。検出器本体には光電管(Photo multiplier tube; PMT)を使用していますので、強い光を絶対にあてないでください。必要のないときは電源を切るなどその取り扱いには充分注意してください。

  • (注意)光量モニターを使用する前に、クーデ室内 (中部屋、外部屋)の照明が消えていることを必ず確認すること
  • (注意)観測が始まってからクーデ室に入る必要が生じた時は、光量モニタを使用していないことを確認すること

ハードウェア(パルスカウンタ)の立ち上げ

組立調整室内のクーデ室扉の横にあるラック内のパルスカウンタの電源をONにする(オレンジのボタンを押す)。パネルに数字が表示されればOK。

ソフトウェア(GUI)の立ち上げと時刻確認

1. 光量モニタを使用する場合には、HIDES制御用ソフトウェア CoudeMainのGUIでexposuremeterのInitボタンを押し、光量モニタ用のダイアログを立ち上げてください(立ち上がるまで10秒程度かかります)

2. 設定 GUI(図1)が起動したら、Gate(露出時間)とinterval(デー タ取得間隔)を設定してください。多くの場合はディフォルト値 (Gateは1sec, intervalは3s) のままでいいと思います。 intervalをあまり短くするとデータを取り損ねることがあるようです。

3. 時刻の確認 coude(ユーザhidesでログインできます)は通常ntpサーバー より時刻を取得していますが、問題がありそうな時には 確認(時報:117などで)してください。おかしいときには観測所員まで連絡してください。

photonmonitor.jpg
図1.photonmonitorダイアログ画面

フィルターの選択

観測で光量モニタを使う時は、フィルター「QUARTZ」を入れてください。 HIDES GUIの「Pre-Optics」の「Filter」で「QUARTZ」を選び「OK」ボタンを押してください。

PMTの操作について

PMT本体への電圧付加のON/OFFはPMTボタンで、もしくは Set & Goダイアログのexposure startと連動して行なうことができます(方法は次項参照)。PMTのONボタンを選択すると、フラットやコンパリソンランプが自動的に消えてからPMTをONするように なってはいますが、念のためONする前にランプ類が消えている ことを確認してください。また、PMTの保護のため、PMTは露出をしたい間だけONするようにしてください

データ取得について

1. 光量モニタGUIでstartボタン押すと光量をカウントしはじめ、stopで終了します。各露出の結果がcurrentに、積算値がsumに表示されます。

2. exposureダイアログでPhoton Monitorを AUTOにすると、CCDの露出(OBJECT)と連動して光量のモニタが行なわれます。データはcoudeのquicklookディレクトリの下にある pulsecounter_datディレクトリの下に、pulsecount.dat.2003-05-21-20:15:02.091などという名前のファイルで書き出されます。時刻は「start」を押した時刻になっています。

観測終了時

1. パルスカウンターGUI終了は右上のxボタンで行なってください 2. パルスカウンターのデータは、20030521などという日付のディレクトリを作ってそこに入れてください 3. パルスカウンターの電源は、最終日の観測終了時にOFFしてください

B. Sato, E. Kambe(OAO/NAOJ)


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Last-modified: 2008-02-07 (木) 11:08:32 (5306d)

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