KOOLS: Kyoto Okayama Optical Low-dispersion Spectrograph
Development Diary: 200612
[20061207]
heater, 白金温度センサを結線し、 銅編線でCCDとCHを結んだ. 真空引き開始。 18時間継続して7.2e-5 torr.[20061212]
188cmドームにて冷凍機とデュワーを接続。 コンプレッサは北ピア付近に、フレキホースを引き回して バルブユニット、CHは組立調整室内に。
コンプレッサ電源を投入してもバルブユニットが動かない。
SHIサービスに連絡
平川様 042-468-4289 (20061212) 太田様 042-468-4263 (20061213) Knc_Ohta@shi.co.jp
ヘリウムガス圧は停止時1.9MPaくらい、コンプレッサ 電源を投入すると2.4MPaくらいで、説明書に記載されている 正常値の範囲。
フレキホースの接続順は (1) コンプレッサ側(supply, return) (2) バルブユニット側supply (3) バルブユニット側return
バルブユニットの単独運転: コンプレッサのMAIN SWを入れて、drive SWはOFFの状態で 単独運転スイッチをONにする → バルブユニットに触ってみる。非常に微妙な動作らしいが、動作していないと思われる。
バルブユニットに入力する電圧を確認。 109Vで問題ない。
バルブユニット内部のモータに問題があると考えられる。 バルブユニットとコールドヘッドケーブルをSHIに送り返すことに。 12月14日送付。12月20日までには返送してもらえる見込み。
送付先
〒188-8585 東京都西東京市谷戸町2-1-1 住友重機械工業精密事業部クライオユニット部 2階受付 サービス 太田様 TEL 042-468-4263
[20061221]
・バルブユニット、12月21日に返却。 接続し、動作試験を試みたが、最初少しガスの音がするが数秒でしなくなってしまう。 SHIにメール。 ・12月22日、SHIからの連絡で, 1.7MPaに減圧して 起動してみると, 1回目は駄目で2回目は動作した. 土日動かしてみて停止しないか調査. 試験観測はキャンセルした.[20061225]
土日は連続運転で停止しなかった. 25日8:40に真空ポンプとデュワーの間のバルブ閉めた。 2.5時間そのままで冷凍機を動かした。 真空度は3-5e-6 torrであまり変化なし。 CH, CCD温度もあまり変化なし。 11:15に冷凍機停止。真空度すぐに低下。 温度: lakeshore20061225_1.log
CCDベッドとの間の銅網線を外して 冷凍機を運転。何度もコンプレッサのON/OFFをして ようやくバルブユニットが始動した。 温度: lakeshore20061225_2.log
センサはAはモレキュラーシーブケース、 Bはコールドヘッド直近の銅プレートにつけてある。 → CHは90Kまで温度低下。若干冷凍機能力は落ちているか?
[20061226]
- 銅網線を改めて配線。長さを切り詰めて壁面に接触しないようにする。
- ヒーター用ケーブルは被覆が必要、、
- CCDとChを銅網線でつないだ状態で冷凍機起動。今度は一度で動いた。 lakeshore20061226.log, kools_dewar_vac20061226.log CH: 104K, CCD: 204K。 銅網線が細すぎる?
27日22:00頃に真空バルブを閉めた。 十分低温まで下がらなかった。
[20061228]
- CHと銅板との間の接続を締め付けた。
- 銅ロッドとCCDプレートとの間の銅網線を2本に増やした。
- サファイア板、モレキュラーシーブはまだ。
- lakeshore20061228.log, kools_dewar_vac20061228.log
- CHは85Kくらいまで下がった。CCDプレートは115K。
- ヒーター調整: mediumだとCHは125Kよりも温度を上げられない模様。
12/30 14:45 真空バルブ閉めた。 17:00頃 冷凍機停止。
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