観測期間の最初に行なう準備と確認事項
サポート体制など(07.12.18)
HIDESの制御の概要(07.12.18)
観測時に使用するコンピュータ(07.12.18)
分光器の初期設定状態のチェック(07.12.18)
天体カタログ(リスト)の作成
観測ログについて
サポート体制など(07.12.18)
HIDESは現在、泉浦(責任者)、大塚、神戸、小矢野、清水が担当しております。
分光器(や望遠鏡)関係のトラブルが生じたときには、まずその夜の 観測当番に御連絡ください。観測当番が適切な担当者に連絡し、できる 限りの対応を致します
平日には、その夜の観測当番によってプリチェックが行なわれ、 その結果は待機室に置いてあるプリチェックシートに記されています。 プリチェックでは、望遠鏡、ドームの動作確認、クーデ室内の温度 チェック、広視野およびスリット・ビュワーの動作確認、HIDES本体と Messia5用のソフトウェアの動作確認、などが行なわれます。 ユーザの皆様には、観測前やプリチェック時に観測当番と必ず連絡を 取られ、当日の機器の状態について十分に把握されるよう、お願い致します。
ごく最近のトラブルなどについては待機室に置いてある、ノート (通称:オペレータ日誌)や 過去の観測者の共同利用報告書のコピー などにも書かれていますので、来所された時にチェックするように してください。
制御用パソコンなどの設定(sshなど)の変更はしないでください (各個人ではなく、多くの方が間違いをおこすことがないようにして います)。変更が必要なときには所員までご連絡ください。
最近の主な変更点・注意点
もご覧下さい。
HIDESの制御の概要(07.12.18)
HIDESの制御の概要は、図2-1に示しています
HIDESの全ての機能は 制御計算機(coude)のCoude GUI(CoudeMainソフトウェア)から制御することが できます
分光器の制御の大部分はLCUボード(清水ボード)経由で行なわれています が、これらはハードウェア的には制御計算機(coude)と独立して おり、制御計算機(coude)<==(Socket通信)==>ターミナル・サーバ <==(RS-232C通信)==>LCUボードと通信することでその制御を行なって います
ヨードセルの温度制御も、同様にターミナル・サーバを介して 行なわれています
光量モニタの機能の一部(データ取得など)は、制御計算機(coude)上の GPIBボード経由で制御しています
Messia5 CCDは直接的にはhides5計算機で制御していますが、hides5 上のソフトウェアMessiaServerとCoudeMainが通信することにより、 BinningなどはCoude GUIからの制御が可能となっています(3CCDモザイク 化にともない、一時的にbinning modeは使用できません;2007.12.17現在)
データはcoudeのquicklook用ディレクトリに書かれますので、coudeに ログインしてquicklookなどを行なうことができます
図2-1. HIDESの制御の概要
観測時に使用するコンピュータ(08.2.19)
観測時に使用するコンピュータ(クーデ焦点関係)は、 coude (HIDESの制御、GUI、一時的なデータ置き場とquicklook)、 do01 (三鷹へのデータ自動転送サーバー)、hides5(メシア制御PC)、 obs74-1, obs74-3(端末として利用)、miharin(スリットビュア; SV)、 yotaro(広視野ビュア+ WFV)があります。 これらの計算機のうち、
通常ユーザーがログインする必要のある マシンは観測室にあるobs74-1, obs74-3とcoude(ただしquicklook 領域のみ;obs74-3からアクセス)です
。miharin, yotaroの本体は組立調整室にあります。なお、気象モニタなどのために、 観測室にあるobs74-2やjanisも使用することができます。
各コンピュータのユーザ名、パスワードは観測室に ある紙版のマニュアルに書いています
図3-1. 観測室の風景
図3-2. 組み立て調整室の風景
図3-3. 組み立て調整室にあるHIDES制御PCラック
分光器の初期設定状態のチェック(07.12.18)
分光器のハードウェアの立ち上げおよび動作チェックは、 観測期間の始めに観測所員が行います。ソフト ウェアの立ち上げについては、観測者の方にお任せしております ので、
「HIDESの準備など」
を参考の上、 作業を行なってください。なお、 観測の準備が出来ている状態であれば、obs74-1の画面にはMessia5の ステータス画面(図2中の1)、メシアサーバソフトウェアのステータス 画面(図4-1中の2)、HIDES制御用のGUIであるCoudeMain(図4-2) などが、obs74-3の画面にはクイック・ルック用のIRAF関係のソフト ウェアが立ち上がっています。
図4-1. Obs74-1の画面例
図4-2. Obs74-3の画面例
分光器の大まかな設定は、観測期間の始めに観測所員によって 行われていますが、細かい観測波長域の設定やフォーカス合わせ などは観測者が行ってください。
(参考:観測(準備中))
HIDESにはヨードセル装置、イメージ・ローテータなどいろいろ な機能が備わっています。観測期間の最初には、特に念入りに設定を チェックするようにしてください。少しでも不明なことがあれば、 観測当番(もしくは所員)にお尋ねください。
(参考:観測(準備中))
天体カタログ(リスト)の作成
現在188cm鏡の観測では、観測者にあらかじめ天体カタログ(リスト)を 作成して頂き、それを望遠鏡制御ソフトウェアが参照することによって 望遠鏡のポインティングが行われます。天体カタログ(リスト)の作成 については、
ここ
をご覧になるか、もしくは
188cm鏡のホームペー ジ
から辿ってください。
観測ログについて
観測者には観測ログを作成して頂いています。このログはスキャナーで 読み取られ、一定期間の後、観測データと一緒に公開されます。