ハードウェアの確認とメンテナンス(観測所員向け)




 

真空引きの方法(2007.12.18以降変わったので準備中)

    真空度のチェックの仕方はここ
  1. クーデ室外部屋に入る。
  2. 電磁バルブが閉じている場合 (図1-1矢印1の横の赤ランプが消えている場合)には、 図1-1矢印1のボタンを押して電磁バルブを開く。
    「カシャ」とバルブが開く音がして赤ランプが点灯する。
  3. 図1-1矢印7のボタンを押し真空ポンプの電源を入れる。
  4. 図1-1矢印3に表示されている回転数が820Hzくらいに上がるのを待つ。
  5. 背面にある真空計の電源(図1-2矢印)を入れる。
  6. 図1-1矢印4と6のボタンを同時に押し、センサーをONにする。
    数値が表示されずエラーとなった時には、 矢印4と5のボタンを同時に押しセンサーを一旦OFFにしてから、 再度矢印4と6のボタンを同時に押す。
  7. 図1-1矢印2に表示されている真空度が1x10E-5くらいになるまで待つ。 (約10分ほど)
  8. クーデ室内部屋に入り真空バルブ(図1-3、図1-4の矢印)をOPENにする。
  9. 数時間ほどそのまま真空を引き続ける。
  10. 真空度が6x10E-6くらいになり LakeShoreのheatの値が70以上になったら、 クーデ室内部屋に入り真空バルブをCLOSEにする。
  11. 真空計の電源(図1-2矢印)を落とす。
  12. 真空ポンプの電源(図1-1矢印7)を落とす。
  13. 組立調整室のノートに日時、真空度などを記録する。
vacuum_pump1.jpg vacuum_pump2.jpg
図1-1. 真空ポンプおよび真空計の前面 図1-2. 真空計の背面
   
vacuum_valve1.jpg vacuum_valve2.jpg
図1-3. 真空バルブ(内部屋入り口付近から見たところ) 図1-4. 真空バルブ(カメラレンズ側から見たところ)

 

フラット・ランプ(2006.11.08)

フラット・ランプの入っている積分球はスリット前にあります(図2-1)。

ランプ1は点灯とファンの動作が一体となっていますが、ランプ2(図 2-1のものは古い部品;以下参照)は、 独立に操作します。なお、ステータスは取っていませんので、ソフト ウェアで正常に動作しているように見えてもハードウェアは動作して いないことがありますので、適宜目視して動作を確認してください。

ランプ1(図2-2)のつくりはとても凝っていますので、ランプ交換のためなどに 解体する場合には注意して行ってください。また、今回(2006.11.07)ランプ2の ファンが熱で溶けて動かなくなっている(図2-3)ことがわかりましたので、 新しい部品(図2-4)を作成しました。

ファンには極性がありますので、制御架からの線につなぐときには、 ランプ1用のファンは赤と黒の線を逆(クロス)に、ランプ2用は同じ色 の線を合わせてつないでください。

図2-1で
sekibunkyu_s.jpg flatlamp1_03_s.jpg
図2-1. 積分球。奥側がランプ1、手前側がランプ2 図2-2. ランプ1のアセンブリ
flatlamp2_old02_s.jpg flatlamp2_01_s.jpg
図2-1. ファンが溶けていたランプ2用アセンブリ 図2-2. 新しいランプ2用のアセンブリ