新カセグレン分光器グレーティング回転調整マニュアル


1997.02.07 吉田道利


  1. CCDのビニングを(1,4)にする。
  2. スリットは、0.30mmを選ぶ。
  3. 観測波長までグレーティングを回し、コンパリソンを撮って波長確認をする(巻物を参照)。波長がずれていたら、[SPG STATUS]→[Wavelen(A)]→[correction]で正しい中心波長を入れて補正しておく。
  4. Hartmann Testで分光器フォーカスを合わせる。
  5. スリット上にCombマスクを入れる。[SPG STATUS]→[Comb.Mask]→[On Slit]
  6. 適当な露出時間で、[Jobs]→[Continuum Lamp]を実行する。
  7. 画像はセーブせずにCOMMANDのウィンドウに入り、
    20 1 zoom

    と入力する。これで画面が縦に20倍に拡大されるので傾きが見やすくなる。
  8. 画面上の像の傾きが左上がり(右下がり)ならば、グレーティング回転調整ネジの東側を押す。右上がりなら、西側を押す。
  9. 再び露出して確認する。微妙な傾きを見たいときは、マウスの十字カーソルを像の中心にもっていき、
    xxx pcol

    (xxxは像中心のcolナンバー)と入力してプロファイルを出す。それから、
    oplot yyy pcol

    (yyyはxxxの周辺のcolナンバー)で像中心の周辺のプロファイルを重ね書きして比べる。
  10. 納得の行くまで同様の作業を繰り返す。

作業終了時に乾燥窒素ガスを分光器に封入する(10分くらい)



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