KOOLS: Kyoto Okayama Optical Low-dispersion Spectrograph
Development Diary: 201102
[2011/02/25]
- モータコントローラボード PCI-7414Vのスペアについて、三光電業に見積もりをFAXで依頼。難波さん、村川さんに連絡済み。今年度の残予算で購入できればしてもらう →購入してもらうこととなった。
[2011/02/23]
- ノイズ原因調査。sanjigen rebootも低減せず。 望遠鏡を西と東に倒すと100ADU以上に増加した(それまでは50-70ADUくらい)。 試しにKOOLSの電源を昇降床の電源から取ってみたところ<10ADUに減った。biasの見た目にはノイズパターンが見えるが、rmsは小さい。
- 結局、電源ドラムをKOOLSの下に取り付けて、昇降床のコンセントから電源をとる形で観測を始めた。
- 観測中に、CCDの温度が急激に上昇する事態が発生。 CCDヒータ電源を見た所、0.7Aくらい流れており、これを停止すると温度が低下した。 昨年の1月の時と同じ状況と思われる。 同じようにMFront REGボードの問題か?原因は? →3月尾崎さん来所時に調査を依頼
[2011/02/22]
- 装置交換
- sanjigenマザーボードの電池 CR2032を交換。おそらくbiosのエラーはなくなった。
- obs74-3でサウンドが出ない。そもそもOSレベルでサウンドカードは認識されるものの音が出ない。aniは音が出るので、急遽出力先をaniに変更した。
- sanjigenの /home/messia/bin/makesound_fin を /home/messia/bin/sound_ani_fin.rb にsymbolic link
- agで /home/cont74/bin/ag.ani を作成。agは /home/cont74/bin/ag.rachel にlinkしているので、aniで音を出すように起動するには ag.aniを指定する必要。
- ani で 7654 portを通すようにfirewallを設定
- rachelで音が出るように設定。/home/cont74/sounds 以下にscriptを置いた。play コマンドの代わりに aplay コマンドを使用。firewall の設定は必要なかった。
- 観測中に読み出しノイズが非常に大きくなる。
尾崎君がoverscanでとってくれた統計:
周期的なノイズパターンというより全体的に読み出しノイズが大きいような見た目 (FFTすると特定の周波数が見えてくるかもしれませんが)。 明け方観測終了後に、原因を探ってみましたがよく分からない。 望遠鏡とつないでいるグラウンドの線をつけたり外したり、 望遠鏡を停止したり、エアコンを止めてみたりしましたが変化なし。 KOOLS内部のモータドライバの電源を切ったり、 冷凍機も止めてみたが変化が見られなかった。
[2011/02/21]
- 岩田岡山に来所、KOOLS動作チェック
- sanjigen起動時にbios errorが生じる。一旦電源を落として再度電源投入すると一応起動する。内蔵バッテリーの交換が必要か。
- motor serverを起動する際、
init_pci7414(): MtnOpen() error! status=C0000001
というエラーで失敗。マニュアルによるとデバイスが見つからなかったというエラー。 sanjigenのカバーを開けてカードを差し直したら認識された。正常動作を確認。 - 真空引き、冷凍機、Messiaは正常
[2011/02/17]
村川さん、柳澤さんが真空引き、すぐに1e-5 torrに達して止めたとのこと。
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