KOOLS: Kyoto Okayama Optical Low-dispersion Spectrograph

Development Diary: 201002

[2010/02/21]

  • 短時間露出、部分読み出しを繰り返す観測で、KOOLS UIのBatch modeを使っていると、200回くらい繰り返しているうちにファイルオープンができなくなる。調べると開いたソケットが閉じられずにプログラム内で開いているファイル数がどんどん増えていくことが分かった。KOOLS UIとmesa_user_com.c, control.c を調べて、開いたまま閉じ忘れているところを何箇所か見つけてfixしていった。結果的に、messia server側は開いているファイル数は増えないようになった。KOOLS UI側は露出をするごとに1-2個増えていく状況から改善できなかった。MessiaCommandクラスのインスタンスをいつもnewで作っていることと関連しているか? 結局、コマンドラインからmessiaサーバにコマンドを送る場合にはオープンしているファイル数が増加しないようになったので、そちらで観測してもらうようにした。
  • 通常レベルの観測であれば、KOOLS UI側の方もあまり問題にはならないレベルと思われるが、現状のままだと時々再起動は必要であるかもしれない。
  • KOOLS UI立ち上げ時に観測者名とProposal No.を入力してもらうようにしているが、この値を保持するようにした(/home/messia/etc/observer.txt に保存される)。

[2010/02/12]

  • N&S試験、イメージングでN&Sを実行して位置ずれを調べた。PA=90度のとき、(x_下の画像-x_上の画像)が0.3pix程度となることが3回中2回あって(もう一回は逆方向にずれた)、試しにnod xに0.3を入れたところずれがほぼなかった。nod xを入れたことが役立ったのかもしれない。PA=45度、120度でも試して、N&S自体は成功した。ずれはPA=90度と必ずしも一致しておらず、何が原因でずれが発生しているかはよく分からない。ずれの大きさは概ねsub pixelには収まっている。
  • agの改修(ガイド時にmovieの方の表示も更新する)はうまくいった模様

[2010/02/10]

  • Bittware DSPボード予備品をISLEの予備PCに提供

[2010/02/08]

  • 冷却したところ、正常に動作したようなので、2/7に冷凍機停止、昇温
  • モレキュラーシーブをベーキングして入れ替え

[2010/02/05]

  • MFront制御のCCDヒータの動作検証を尾崎君が行った結果、MFront REGボードの不具合らしいことが分かった。HIDESで使用していたボードを使ったところ、正常に動作している模様。今晩冷却を継続する

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