KOOLS: Kyoto Okayama Optical Low-dispersion Spectrograph

Development Diary: 200908

[20090813]

  • 装置交換。冷却前の真空度は8e-4 torrくらい。冷却後はa few x 1e-6 torrくらい。
  • messiaのユーザコマンド(msa_user_com.c, control.c, kools.h)を修正し、シャッターを開く時のKOOLSの状態を記憶して、FITSヘッダに書き込むようにした(これまでは読み出し終了時にKOOLSのステータスを参照していた)。また、ZDについて、ZD-STRとZD-ENDを書き込むようにした
  • シャッター時間が開閉合わせて約0.15秒程度かかっているよう(尾崎君のリニアリティ調査結果より)なので、指定された積分時間から、0.15秒引いた時間を実際の積分時間とするようにした。msa_user_com.c:Msa_KOOLS_DoExposure()内で行う。FITSヘッダに書かれるEXPTIMEは、ユーザが指定した時間(obs_params.set_exptime)。K_EXPTが、ソフト上の実際の時間(obs_params.exptime)。
  • HCT取得(VPH683, 495, No.2)。VPH683について、スリット位置とスペクトル波長の関係は以下のようになった:
    2.324 (x + 248 - x0) + 5717
    x: spec.2binでのx座標
    x0: center1000.2binでのスリット位置
    248: デフォルトでの1.0"スリットの位置 (1.4"はx=270, 1.8"はx=252。
    勿論、スリットを一旦外すと位置はかなり変わると思われる)
    
    一次元でfitしているので精度は悪い。 bad columnはspec.2binでx=403-407の位置。

[20090812]

  • 常温で真空引きをし続けた結果、5e-4 torrくらいまで落ちた。
  • 1.8"スリットインストール
  • 組立調整室から出して、冷却を開始し、messiaを立ち上げたところで、制御室のブレーカが落ちてしまい、真空ポンプ、冷凍機、MFront電源、sanjigenが全部落ちた。
  • 危険と判断して、冷却を行うのはやめて、真空引きだけにした

[20090807]

  • VPH495装着
  • モレキュラーシーブベイキング、デュワー内に入れ真空引き開始

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