KOOLS: Kyoto Okayama Optical Low-dispersion Spectrograph
Development Diary: 200712
[20071203]
- デュワー窓側フランジのボルトを逃がす部分の寸法が間違っていた(22mmあるべきところが15mmになっていた). 沖田さんが工場で直してくださった. フランジ再取り付け.
- HIDES/ISLE/KOOLS共用のMessia用DSPボード(Bittware Hammerhead SHARC 21160)を0 memoryで1枚発注. 納期8wk.
- sanjigenのアカウントパスワード変更.
[20071204]
- 組立調整室内の物品を整理した. CaF2窓材が一個出てきた(2006年に予備として買っていた)、、
- Y46フィルターも出てきた。フィルターをまとめたケースに入れた.
- 3D1からのNB filterは509, 625, 667. 特性表もある.
[20071205]
- 11:00頃 真空引き開始. 18:00の段階で1.1e-4 torr.
- フレキホースを外に出し, 尾崎君とケーブルカバーを巻いた.
[20071206]
- 8:30時点で真空度 4.3e-5 torr. 装置交換.
- 10:00から冷却開始. 望遠鏡にとりつけた状態でノイズ~5-6rms ADU.
- slit 1.8"を用意してインストール. ND2フィルターをターレットにインストール.
- cont74との通信不具合: CDClient.connectionEstablish()は正常に行われるが 通信はできない(telescopeのパネルに何も出ない). Cont74CD.logにもUI5が出て来ない. cont74の再立ち上げで復旧. しかし今度はdyna2でUIが正常に起動しない(RA, Decが0).
- この過程でjava/myprojects/kools2/を再コンパイルしようとしたが エラーが出る.どうもFocSlidePulseパネルを削除しようとして途中だったらしい. tmp/java20071206/myproject/kools2/以下で作業し, 一応コンパイルはできるようになった(動作未確認).
- gunit: XYステージをoriginに持っていった後"reset encoder"を行ったところ, skycat上でのx,yの位置と実際の位置が, xについて約100pulseずれている. Xステージを100に持っていった後reset encoderを行ったところag視野内に入るようになった.
- 25:50 真空計で1e-3から2e-4torr (次第に低下). 真空計で吸着している? 念のため真空の増引きを行う.
[20071207]
- 昼間, 尾崎君がノイズ調査. 外的な変動の影響をかなり受けているのではないか. 現状は~5rms ADU. デュワー内部でCCD読み出し回路のアースをframe GNDに落とすことが考えられるが, すぐにはできない.
- CCD読み出しの際agとの通信に失敗した(ag側でOutOfMemory error)ため, 読み出しが止まってしまうことが起きた.
agのエラー:!!! WARNING !!! ctdev freezed mem copy OK ctdev freezed mem copy OK ctdev freezed mem copy OK !!! WARNING !!! java.lang.OutOfMemoryError: unable to create new native thread at java.lang.Thread.start(Native Method) at java.lang.UNIXProcess$1.run(UNIXProcess.java:136) at java.security.AccessController.doPrivileged(Native Method) at java.lang.UNIXProcess.
(UNIXProcess.java:102) at java.lang.Runtime.execInternal(Native Method) at java.lang.Runtime.exec(Runtime.java:566) at java.lang.Runtime.exec(Runtime.java:491) at java.lang.Runtime.exec(Runtime.java:457) at AutoGuider.AGFrame1.makeWarning(AGFrame1.java:983) at AutoGuider.GuiderThread.run(GuiderThread.java:184) at java.lang.Thread.run(Thread.java:534) - ガイド中に突然望遠鏡が5"くらいDecl方向に動いてしまいガイド星を見失うことがあった.
[20071208]
- ゆっくりとCCD温度上昇. 15:00で4e-3 torr? 真空引き開始.
- SHI冷凍機観測中に停止. 気温が低いためか?
- AGが落ちるときの問題箇所は ガイドエラーが発生した時の警告音用のメソッド AGFrame1.java:makeWarning()だった. 未修正.
- ほかAGで, 曇ったとき星が見えなくなった場合?AGがエラーを出すことがあった:
ctdev freezed mem copy OK java.lang.StringIndexOutOfBoundsException at java.lang.StringBuffer.insert(StringBuffer.java:905) at AutoGuider.AGUtility.fixWidth(AGUtility.java:90) at AutoGuider.AGRecord.output(AGRecord.java:58) at AutoGuider.GuiderThread.run(GuiderThread.java:212) at java.lang.Thread.run(Thread.java:534)
[20071208]
- motorserverが落ちた時のエラー:
set_motion() : MtrSetMotion() error! status=c0001015 s is parent. pid=2520 child finished with code 1 parent process sets flg to 0. finished closing devices.
[20071210]
- 夕方16-17時に真空引き.2.5e-6 torrに.
- VPH683=>No.2
- janisに~/iwata/sounds/を作成. sound_server.rbを立ち上げておくとagboxのAutoGuiderからエラー発生時に音を鳴らすコマンドが送られてきて janisでesdplayが実行される. sound_client.rbはサンプルクライアントプログラム.
- AutoGuider 側ではAGFrame1.java:makeWarning()を変更. janisを決め打ちしているので変更の際は 再コンパイルが必要.
- sound_server.rb, sound_client.rb
[20071211]
- 分光の際, 特にHCTで迷光らしき光が見えていた. slit位置と一致. グリズムの後ろに紙を貼って遮光したら 消えた. ちゃんと遮光してやる必要がある.
- wipeした場合,しない場合の違いを調べた (/home/messia/tmp/wipetest20071211). 結果, cosmic ray以外では 大きな違いは見られなかった.
- dyna2とKOOLS UIのconflictはソケット通信のポートが同じだったためだった. 他の装置も含め使用するポートを割り振った. KOOLS側UI書き換え.
- motorserverで/var/log/messagesに以下のエラーが出ていた.
Dec 7 20:49:15 sanjigen kernel: application bug: motorserver(4857) has SIGCHLD set to SIG_IGN but calls wait(). Dec 7 20:49:15 sanjigen kernel: (see the NOTES section of 'man 2 wait'). Workaround activated.
signal()をコメントアウトしてコンパイルし直した.
[20071212]
- AutoGuiderプログラムの修正. ag.logに露出時間変更時, ガイド時に情報を書き込むようにした. AGRecord.javaは機能していなかったので外した. コンパイルして起動は確認したが天候が悪く実際の 運用テストはしていないので注意.
[20071226]
- グリズムホルダ遮光用のプレート製作を小矢野さんに依頼.