KOOLS: Kyoto Okayama Optical Low-dispersion Spectrograph
Development Diary: 200711
[20071108]
- 尾崎君がHIDESのSIGADC/BIASボードでSPT試験. KOOLS用と同様に折れ曲がりが出ている.
[20071114]
- MFrontの電源の一つKENWOODのPW18-2が故障していたが, 修理から戻ったのでKOOLSにとりつけた.
- Lakeshoreシリアル通信によるモニタソフトウェアを書いた. Lantronixを通じたソケット通信と二通りのモニタ方法があることになる.
Cyclades TS-100は電気ノイズ源だったが, Lantronixは未検証.
[20071118]
- 16日に到着したデュワー窓面フランジをアセトンで洗浄した.
[20071119]
- 窓面フランジを交換した.
- 真空引きをしてみるが思わしくない.
1回目のログ.
振る舞いがフランジ交換前と似ている. 他の部分でのリークを疑い,
何カ所かO-リングと接する面を掃除してやり直してみる.
2回目.
- 尾崎君と相談. リークがある可能性は否定できないが, モレキュラーシーブから
ガスが出ている可能性があるので, モレキュラーシーブをデュワーから出して
やってみる.
- ==> 結果, 20時間くらいで1.4e-5 torrまで下がった(ポンプ引き続けた状態で).
ただし,バルブを締めるとかなり早いペースで真空度は悪化する.
kools_dewar_vac20071119d.log.
[20071120]
- 15:00 モレキュラーシーブを一応交換して(ベイキングはする時間がなかった)
デュワー内に収め, 真空引き開始.
[20071121]
- 尾崎君が冷却テスト. 順調に冷えたようだが, 19:30頃に制御室のブレーカーが
落ちてしまった. 圧縮機は定常状態で1.3kW, 最大1.5kWの消費電力ということで,
HBS観測中だったため容量オーバーになってしまった模様.
[20071127]
- 組立調整室でイメージ取得テスト
- SIGADCボードを通常の位置に載せ替え(尾崎君による)
- デュワーをKOOLS本体に取り付けた.
岩田のフランジ設計が変? ボルト用のジャケットが入らない.
ジャケットなしでとりあえず接続. デュワー取り付け部に若干の隙間がある.
- 9:45 真空引き. 短時間に1e-4 torrを切った.
- 10:00 真空ポンプバルブを閉めて冷却開始
- 10:15 Ch-Bが-60度くらいでモレキュラーシーブの吸着が始まった。
モレキュラーシーブ自体の温度は不明。
- 11:25 1.7e-5 torr, ch-A -60度, CCD -54度
- lakeshore 設定温度を-155度に.
- 13:30頃CCDが-90度に到達. ヒーターは正常動作.
真空ゲージを停止しイメージ取得. ノイズrmsは3-4e-
- 蛍光灯を用いてハルトマンテスト. No5とVPH683では若干フォーカス位置が違うようだが
カメラレンズ位置としては非常に微小(<10 pulse).
- 16:00時点で真空度は1e-5 torr程度で安定していた. 冷却停止.
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