第5章 研究 東京天文台時代の観測研究 近年の研究 観測テーマと対象 研究論文の推移 岡山天体物理観測所主催・共催研究会 “岡山天体物理観測所に思いを寄せて”藤田  良雄 “星の分光観測:早期型星”平田  龍幸 “星の分光観測:晩期型星”辻      隆 “惑星状星雲と共生星”田村  眞一 “測光連星の観測”北村  正利 “銀河の撮像観測”高瀬文志郎 “天の川に隠された銀河の観測”斎藤    衛 “銀河の観測事始”若松  謙一 137 M51 りょうけん座にある渦巻銀河。3000万光年の距離にある。大小2つの銀河がつながっている様子から、"子持ち銀河"の名前で有名である。銀河は、 数億から数兆個の星とガスの集団で、その形は、楕円や渦巻き、不規則なものなど、さまざまである。我々の銀河系も、外から見ると、M51のよ うな渦巻銀河だと考えられている。この子持ち銀河は、ちょうど二つの銀河が腕の部分をかすめて通過したため、お互いの引力で絡み合って、この ような姿になったといわれている。宇宙のあちこちでは、銀河同士が接近したり、衝突したりして、銀河の変形や合体が起きている。写真は陰画で、 向かって上が北、右が西。 撮影期日:1962年3月31日、露出:60分、乾板:103aO、フィルター:なし、現像:Pandol 1:1 6分