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第3章 観測装置
観測装置
検出器
機器開発
装置交換
“岡山のInstrumentation”西村 史朗
“岡山製CCDカメラ立ち上げの頃”川上 肇
“写真からCCDへ、そして像改善への基礎開発”家 正則
“SNG物語−74吋を星から銀河に−”大谷 浩
“赤外線観測事始”奥田 治之
“OASISの開発”奥村真一郎
“京都三次元分光器の開発”石垣 剛
“岡山の太陽観測”牧田 貢
馬頭星雲
オリオン座にある暗黒星雲で、1000光年の距離にある。赤い星雲(IC434)を背景に、馬の頭のような形が浮かび上がって見える様子から、馬頭
星雲と呼ばれている。宇宙空間には、あちこちにガスが漂い、ところによっては、濃いガス(分子雲)が固まって存在している。濃いガスの塊は光
を通さないので、ガスの塊のうしろに多数の恒星や明るい星雲などがあると、それらを背景にして、ガスの塊が影絵のように浮かび上がって見える。
これが暗黒星雲である。星は、このようなガスの塊の中から生まれると考えられている。写真は陰画で、向かって上が西、右が南。
撮影期日:1968年2月26日、露出:120分、乾板:103aE、フィルター:R-60、現像:Pandol 8分