71 第3章 観測装置 観測装置 検出器 機器開発 装置交換 “岡山のInstrumentation”西村  史朗 “岡山製CCDカメラ立ち上げの頃”川上    肇 “写真からCCDへ、そして像改善への基礎開発”家    正則 “SNG物語−74吋を星から銀河に−”大谷    浩 “赤外線観測事始”奥田  治之 “OASISの開発”奥村真一郎 “京都三次元分光器の開発”石垣    剛 “岡山の太陽観測”牧田    貢 馬頭星雲 オリオン座にある暗黒星雲で、1000光年の距離にある。赤い星雲(IC434)を背景に、馬の頭のような形が浮かび上がって見える様子から、馬頭 星雲と呼ばれている。宇宙空間には、あちこちにガスが漂い、ところによっては、濃いガス(分子雲)が固まって存在している。濃いガスの塊は光 を通さないので、ガスの塊のうしろに多数の恒星や明るい星雲などがあると、それらを背景にして、ガスの塊が影絵のように浮かび上がって見える。 これが暗黒星雲である。星は、このようなガスの塊の中から生まれると考えられている。写真は陰画で、向かって上が西、右が南。 撮影期日:1968年2月26日、露出:120分、乾板:103aE、フィルター:R-60、現像:Pandol 8分